退職金の賢い運用、失敗しない3つの原則
大切な退職金を預金だけに預けるのはもったいない。しかし、リスクの高い商品に手を出すのはもっと危険。老後資金として長く守り、育てるための基本原則をご紹介します。
1. 分散投資は絶対のルール
「卵は一つのカゴに盛るな」という格言通り、資産は複数に分けることが鉄則。日本株、外国株、債券など、値動きの異なる複数の商品に分けてリスクを軽減。全てを一つの投資信託に預けるのも危険。
2. 長期・積立で市場の変動に備える
退職金はまとまった資金だからこそ、一度に投資せず、数年に分けて少しずつ投資(時間の分散) するのが有効。短期の値動きに一喜一憂せず、10年、20年単位でじっくり増やす気持ち。
3. 自分に合った「運用の手間」を考える
積極的に勉強したいなら投資信託、ほったらかしたいならロボアドバイザーがおすすめ。ロボアドは初期設定さえすれば、自動で分散投資と運用をしてくれます。
4. まずは「生活防衛資金」を確保
いきなり全額を投資に回すのは禁物。病気や緊急時にすぐに引き出せる預金を1~2年分は別途確保。これでいざという時も慌てず、精神的余裕を持って運用。
退職金運用の目的は「大きく増やす」ことより「老後を安心して過ごす」こと。無理のない範囲で、堅実な運用を心がけましょう。
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