ヨーロッパの24チームが欧州王者のタイトルを懸けて激突するEUROについて、大会の展望を分析。優勝候補にはフランスとイングランドを挙げ、まずは前者が本命である理由を説明した。まず、過去に「(ディディエ)デシャンは2016年以降、ワールドカップ(W杯)で優勝と準優勝、EURO準優勝、ネーションズリーグ優勝の成績を残している」ことを紹介。その経験がチームにもたらすものの大きさを指摘し、選手層にも舌を巻いている。
「誰よりもうまい(キリアン)エンバペのほか、各ポジションにクオリティがあり、控え組でも上位3位以内に入れる可能性がある」
一方で、「フランス人なので慢心が大きなリスクになる」と欧州らしい皮肉でフランスについての分析を締めた。
もう1つの優勝候補であるイングランドは、1966年W杯を最後にタイトルを獲得できておらず。それでもチームには「代々受け継がれたハングリー精神による力強い後押しがある」とされ、カタールW杯においても「より良いパフォーマンスを見せた後でフランスに敗れたが、おそらくその時がやって来たはずだ」と、今大会こそ頂点に上る絶好のチャンスであると予想した。
ブカヨ・サカが「若手らの成長の象徴」であり、「もし(ジュード)ベリンガムがシーズン開幕直後のコンディションに戻れば…」と好成績に期待を寄せている。弱点には、守備陣とベンチに座る(ギャレス)サウスゲートを挙げている。
フランスやイングランドの対抗馬として、開催国のドイツや神童ラミン・ヤマル擁するスペインを挙げたほか、ダークホースにはポルトガルを予想。特にポルトガルに関しては「あらゆるポジションに高いクオリティを備えている。もし年長のクリスティアーノ・ロナウドが付加価値となれば、ポルトガルは驚きをもたらしてくれるだろう」と綴った。
最後に得点王を予想。筆頭にカタールW杯でも得点に輝いたエンバペを挙げ、「最強チームの中の最強選手であり、彼が本命であるのが必須だ」と主張している。
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